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think like a monk

think like a monk

昨年読んだ本の中でも、指折りの素晴らしい本です。

『think like a monk』(ジェイ・シェティ著、浦谷計子訳、東洋経済新報社、2021)を紹介します。この本は、仏教の僧侶がどのような修行を行い、どのような考え方をもっているのかが書かれています。私が読んで、特に心に残った3点を紹介します。

1 自分のダルマを生きる

「ダルマ」は聞き慣れない言葉だと思います。ダルマは仏教の用語です。この本では次のように紹介されています。

人にはそれぞれ、その人が一番輝ける分野の決め手となる、精神的・身体的性質が生まれながらに備わっている。ダルマとは、その生来の傾向、得意分野、埼大のポテンシャルを他者のために活用することだ。ダルマは、プロセス全体が楽しいうえ、巧みにこなすことがてきるから、情熱を感じずにはいられない。それに、他者からポジティブな反応が返ってくるので、自分の情熱に目的を感じることもできる。そんなダルマを魔法の方程式にすることができる。

 情熱 + 専門的能力 + 有用性 = ダルマ(前掲書、p.195)

ここを読み、私は「有用性」の視点が抜けていたなと感じました。私は本が好きです。読書をして、その本から学んだことをノートにまとめています。本を読んで考えることは、私の「情熱」と「専門的能力」に合ったことだと思います。しかし、それを誰かのために役立てるという視点が欠けていました。

そこで、どうすれば読書したことを人のために役立てることができるのか考えてみました。まず初めに思い付いたのは、子供たちに伝えるということです。もちろん、子供向けの本ではないので、そのまま本を紹介することはできません。ただ、本の一部分を子供に合わせた表現に噛み砕いて伝えることはできます。例えば、朝の会のときに少し話したらどうでしょう? 伝える内容をA4一枚にまとめ、教室の掲示物としてはどうでしょう?

このように考えてみて、人の役に立とうと考えることの良さに気付きました。それは、役立てようという視点が増えると、その行動がさらに楽しくなるということです。本を読みながら、子供たちの顔が浮かび、「どんな反応するかな? どんな風に伝えようかな?」とわくわくしてきました。行動に前向きな目的が加わり、より情熱を傾けることができるようになります。

みなさんの仕事は、自分の情熱、専門的能力に見合っていますか?また、好きなことは人の役に立てることができるでしょうか?ダルマのために転職をする必要はありません。どんなことも、工夫すれば誰かのために役に立てると思います。自分のダルマは何なのかと自問自答してみてください。

2 エゴに気を付ける

誰かを見て、「自分はその人よりも優れている」と人を見下してしまう経験は誰もがあると思います。そんなときのことについて、次のように書かれていました。

誰かの地位や価値が自分より劣っていると感じたら、自分を振り返ろう。そんなふうに感じなければならないほど、自分のエゴが脅かされているのはなぜなのか。(前掲書、p.338)

ここを読み、私はどうだろうかと振り返ってみました。

私は、人から否定されるなど、「大事にされていない」と感じるときに、その人のあらを探してしまうところがあると思います。相手を否定することで、揺らいだ自尊心を立て直そうとしているのです。

では、なぜ私は人から大事にされていないと感じると自尊心が揺らいでしまうのでしょうか。それは、人の価値を相対的に捉えてしまっているからだと思います。学生のとき、テストの点数が平均より高いか低いかや学年順位でで一喜一憂していました。でも、それは人と比べた相対的な価値であって、何があっても揺らぐことのない絶対的なものではありません。

人には優劣はありません。誰もが完全ではない。そう捉えることができれば、自尊心が揺らぐことはありません。どんな自分も受け入れることができます。言葉では分かっていても、きっと心の底から理解することができていないのでしょう。だから、人を見下す心が覗いてきてしまうのでしょう。

人を否定してしまいたくなったとき、「誰もが完全ではない」と思い出そうと思いました。他者を受け入れることができるから、不完全な自分も受け入れることができます。

3 感謝する。そして、奉仕する。

この本の中で、次のように書かれているところがありました

僕らが一時的なものにしがみついていると、そのしがみついているものが僕らを支配し始めて、痛みと恐怖の原因になる。一方、僕らが、この世のすべてははかないものだということを受け入れれば、一時的にでもその恩恵に与れていることのありがたみを実感できるようになる。(前掲書、p.128)

生まれた環境、与えられ能力、そのどれもたまたま運良かっただけのことだと思います。素晴らしい本に出会えたことも、その本の作者や出版社、そして、本好きに育ててくれた親のおかげです。この平和な日本で毎日楽しく過ごすことができているのはとても幸せなことです。

このように考えると、心の中に「誰かの役に立ちたい」という思いが芽生えてきました。きっとダルマの有用性に当たるところだと思いました。私にできることは何でしょうか? 教師として、どんなことを子供たちに伝えられるでしょうか。そう考えると、日々の仕事が楽しみなものになってきます。

まとめ 

この本からは、自分のダルマを生きること、エゴに気を付けること、そして、感謝し、奉仕することを学びました。これを読んだ人が『Think like a monk』を読み、心穏やかに毎日を過ごされることを願っています。

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